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FirstClass 簡易マニュアル
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Text File
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1993-12-25
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7KB
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266 lines
マルチメディア/マルチプラットフォーム 電子コミュニケーションシステム 発進!
What about FirstClass?
FirstClassのユーザーインターフェースは高速で信頼性が高く、なおかつ、完全なマルチタスク環境で動作します。すべてのMacintoshならびにWindows上で動作します。
FirstClassのグラフィカルユーザインターフェースは、ネットワークおよびモデムのどちらからアクセスしてもまったく同様に扱えます。今までの電子メイルソフトウェアのように、ネットワークでの操作方法とモデムを介した場合の操作方法が変わってしまうようなことはありません。モデムからアクセスした場合でも、9600BPS以上の通信速度のモデムを使用すれば、ネットワークユーザーと同等のパフォーマンスを得ることができます。
さて、このFirstClassとはどのようなものでしょうか。FirstClassを実際に使用したときの画面を見本に、これから説明していきます。
※ これから紹介する画面の見本は、FirstClassの日本国内総販売元である『有限会社クリエイト』で運営している、FirstClassシステムのものです。
会議室を使う
会議室とは、共通の話題について話しをするフォーラムであり掲示板です。会議室では、共通の話題について、グループのメンバー同士で意見や情報などを交換したりできます。会議室はMacintoshのユーザーインターフェースを使い、簡単に中を閲覧できます。またシステム管理者は、必要に応じて様々な新しい会議室を作ることができます。
FirstClassでは、会議室で扱うメッセージと電子メイルを区別しません。メッセージの宛先が、公共の場である『会議室』であるか、個人の『MailBox』であるかの違いだけです。電子メイルを送信するのと同じ要領で、会議室に自分の意見を書き込むことができます。
会議室は、アイデア次第でいろいろな形態での運用が可能です。例えば...
パブリックな会議室
会議室アイコンの中にあるいくつかの会議室は、だれでも閲覧や書き込みができるように、一般に公開されています。この会議室は誰でも自由に閲覧したり、メッセージを書き込んだり、ファイルをダウンロードをすることができます。
プライベートな会議室
システム管理者は、特別なグループのメンバーに対し、会議室のアクセスの許可を設定できます。プライベートな会議室のアクセスを許可されているユーザにのみ会議室のアイコンが表示され、パブリック会議室と同様にアクセスすることが出来ます。
ニュース会議室
ニュースは全てのユーザーの為になる情報などを入れておく会議室です。利用者は、その会議室を閲覧することだけが出来ます。
ファイルライブラリ会議室
会議室の利用方法は、ディスカッションや情報提供の場としてだけはありません。(メッセージへの)『ファイル添付』機能によって、会議室は強力なデータライブラリとなります。このとき「各ユーザからアップロードされたデータを、管理者が承認するまで公開しない」といった運用もできます。
また、外部フォルダーとして『ハードディスク』『CD-ROM』『AppleShareボリューム』などをリンクし、一般の会議室と同様に開放することも簡単です。
※ これら会議室の区分はFirstClassシステムを運用する上の区別であり、それによって操作が変わるわけではありません。
では実際に、会議室の中を覗いてみましょう。
【メッセージを見る】
それでは「From Creates」会議室の中から、一番上の「添付ファイルの再生」というメッセージを見てみます。見たいメッセージの行をダブルクリックすると、そのメッセージのウインドウが開きます。メッセージはマルチフォント対応です。
【添付ファイルのダウンロード】
さて、上部パネルに「さて、誰が誰でしょう?」「標準例文{star)」「nam-nam 1」と書かれたアイコンがあります。これらは、このメッセージに『添付』されたファイルです。
『添付』されたファイルは、そこをダブルクリックすればダウンロード出来ます。ファイルの保存先を聞いてきますので、適当なところを選んで下さい。“ダウンロード”ボタンをクリックすると、ダウンロードを開始します。ダウンロード中は新規ウインドウが表示され、ファイルの転送状況を教えてくれます。
※ FirstClassでは、すべてのファイルの転送はバックグラウンドで実行されます。このため、複数のファイルをアップロードやダウンロードしながら、その他の仲間とチャット(後述)を行ない、なおかつ、届いた電子メイルに返事を書くなどという並行動作が可能です。
【ダウンロードの中止/再開】
ファイルのダウンロードは、いつでも中止/再開することが出来ます。「ファイル転送実行中」ウインドウのクローズボックスをクリックすると、転送中のファイルをどう扱うか尋ねてきます。ファイル転送を中止すると、ダウンロード途中のファイルは「上半分が千切れた形のアイコン」で保存されます。
ファイル転送はいつでも再開することが出来ます。先ほどと同じ要領で添付ファイルをダブルクリックし、ファイルの保存先を指定します。添付ファイルを『入れ替えますか?』と尋ねてくるので、“入れ替え”ボタンをクリックすると先ほどの続きからダウンロードを再開します。
※ また電話回線の障害などにより回線が切れてしまった場合も同様に、FirstClassシステムに再接続して、ダウンロードを再開することが出来ます。
【添付ファイルを見る(聞く)】
保存されている添付ファイルが『Text』『Pict(含JPEG)』『Sound』の場合、ダウンロードせずにFirstClass上で直接見る(または聞く)ことが出来ます。
方法は、添付ファイルを『オプションキーを押しながら』ダブルクリックするだけです。新規ウインドウが開き、そのウインドウ内に表示されます。Soundファイルは、スピーカの絵がついたボタンをクリックして聞きます。
会議室への発言
会議室に発言と電子メイルの送信は、全く同じ操作で行なえます。
【発言する】
会議室を開いているときに“メッセージ”メニューから“新規メッセージ作成”を選ぶと、その会議室へ発言するための新規メッセージが用意されます。自分のMailBox内で“新規メッセージ作成”を選んだ場合と異なり、“To:”フィールドには自動的に発言先となる会議室名が入ります。
【発言に返信する】
会議室でメッセージを読みながら「これについて何かコメントを書き込みたい」と思ったときは、“メッセージ”メニューから“返信”を選びます。すると返信用の新規メッセージが用意され、あとは下部パネルにメッセージを書き込んで送信するだけです。
【ファイルの添付】
メッセージにファイルを添付したいときには、“メッセージ”メニューから“ファイル添付...”を選びます。どのファイルを添付するのか聞いて来ますので、マックの標準インタフェースに従って選択し、“添付”ボタンをクリックすると、ファイルの転送(アップロード)を開始します。ファイル転送中の様子は、ダウンロードと同じです。
もちろん会議室への発言だけでなく、電子メイルにもファイルを添付することも出来ます。
チャットに参加する
一般の会議室は「掲示板」的なものですが、FirstClassシステムへ同時にアクセスしている人同士でリアルタイムに電子会議を行うことが出来ます。FirstClassではこれを『チャット』と呼んでいます。『チャット』には、『パブリック・チャット』と『プライベート・チャット』の2つのタイプがあります。
検索
“ファイル”メニューから“検索...を選択することで、FirstClassシステム内部を検索することが出来ます。そのときアクティブなウインドウが検索の対象範囲となります。検索対象は、チェックボックス形式で更に詳しく指定できます。
検索文字列を入力し“Search...”ボタンをクリックすると、検索を開始します。検索結果は別ウインドウに表示され、そこに表示されたものをダブルクリックすることで、メッセージや会議室を開いたり、ファイルのダウンロードを行なうことが出来ます。
操作パレット
FirstClassでは、よく使う操作をパレットに納めています。“表示”メニューから“パレット”を選択すると、操作パレットが表示されます。操作パレットを使うと、FirstClassがより一層扱いやすくなります。